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日光森の響き【夜編】 日光の森の響き 【夜編】
−バイノーラル録音による、初夏の森の一夜、生き物たちの饗宴−

日光自然工房 CD
NiSK002


■夜・森の生き物たちの饗宴
 日本語には一夜のある時を表す美しい言葉がたくさんあります。日の入る夕方の「入相(いりあい)」から、夜の始まりを「宵」、その宵から「初更(しょこう)」「深更(しんこう)」と続き、そして東の空がほの明るくなり夜が明け始める頃を「東雲(しののめ)」、「黎明」、と、時の流れをトレースするように、またその時の持つ微妙で繊細なニュアンスさえも短い漢字の中に凝縮した言葉が準備されています。
 日本語と同じように生き物の世界でも、その「時」に応じた生き物が存在し、それぞれの役割を果たしています。一夜の時の流れの中で、野鳥や蛙などの森の生き物たちは、特徴ある自己表現をしています。とくに繁殖時期となる春から初夏にかけては、生き物たちが一年中で最も活発に動き、鳴き、囀り、飛び回る時期です。
 日光の初夏の森も例外ではありません。我々人間が深い眠りに就いている頃、多くの生き物たちが森の中で、上空で、水辺で躍動しています。そんな初夏の日光の森、生き物たちが繰り広げる饗宴は鳴き声で表現されます。
 その生き物たちの鳴き声が森の木々や空気と調和した「森の響き」をバイノーラル録音による音声でお届けします。このバイノーラル録音は、できるだけ人間の聴感に近い音の再現をめざして確立された技術で、人間の頭部モデルの左右の耳にマイクを組み込み録音します。ヘッドフォンやイヤフォンでお聞きになれば、録音したときの臨場感をある程度感じていただくことができることと思います。
 日光森の響き【夜編】に収録した生き物たちの声をご紹介します。



入相 iriai

01 アカハラ 赤腹  【1:24】 オオルリ  
  (日光市土呂部 2013/7/23)
 峠近くの深いブナの森、薄暗くなりつつある頃、アカハラのちょっと寂しい「キョロンキョロン」という声が聞こえてきます。
 腹の色が赤いことからこの名がつきました。ツグミの仲間で大きさも同じくらいです。

02 タゴガエル 田子蛙  【1:14】 カケス・オオルリ・コルリ  
  (日光市土呂部 2010/6/11)
 森の中の小さな流れのある沢沿いで鳴き声が聞こえます。夕方になると「クックック、グゥグゥグゥ」と声を詰まらせたような独特の鳴き声を一晩中聞くことができます。岩の隙間に隠れているため、その姿を見ることはとても難しいです。

03 コルリ 小瑠璃  【2:40】 ジュウイチ・ツツドリ  
  (日光市土呂部 2011/5/27)
 もう少しで辺りが暗くなる頃、藪の中からコルリの声が聞こえてきます。「チッチッチッチッ」という前奏が徐々に大きくなり、次の瞬間「チュリチュリチュリ」というコマドリに似た美しい声が森の静寂を突き破るように響きます。

宵 yoi

04 マミジロ 眉白  【0:57】   
  (日光市土呂部 2011/5/27)
 辺りは暗くなり、西の空が薄ぼんやりと白んで森の木々がシルエットで見える頃、他の鳥は既に鳴きやみ、最後にマミジロがアカハラに似た単調の中にも哀愁を帯びたトーンで鳴き始めます。

05 ヨタカ 夜鷹  【1:50】   
  (日光市萩垣面 2009/6/12)
 日光東照宮近くの森、夜のとばりが降りてくる頃、キョキョキョキョキョ、とヨタカが鳴き始め、その静かな声が森に響きます。

初更から深更へ shoko-shinko

06 フクロウ 梟  【1:21】   
  (日光市萩垣面 2012/5/6)
 ヨタカと同じ東照宮近くの森、続いてフクロウが鳴き始めます。暗闇のなかフクロウの声だけが木霊し、その木霊が静寂さをより深いものにします。

07 ヤマアカガエル 山赤蛙  【1:46】   
  (日光市萩垣面 2010/4/14)
 落葉樹の森、深夜になると小さな水の流れから美しい歌声が聞こえてきます。ヤマアカガエルです。産卵に向け♂は活発に活動し、まるで鳥のようなきれいな声で一晩中鳴き続けます。

08 カジカガエル 河鹿蛙  【3:57】 コノハズク・フクロウ  
  (日光市日向 2012/5/19)
 栗山地域日向のダムサイトの夜の響きです。無数のカジカガエルが広い範囲から聞こえてきます。遠くから聞こえるコノハズクやフクロウの鳴き声を背景に、初夏の夜を音で彩ります。
 江戸時代、江戸の街にはカジカ売りがいたそうです。風流を好む江戸っ子はカジカガエルの鳴き声を楽しむことも生活の一部にしていました。

09 ヤマコウモリ 山蝙蝠  【1:17】   
  (日光市萩垣面 2009/7/21)
 夏から秋にかけての夜、夜空から「キッキッキッ」というとても高い声が動きながら聞こえてきます。ヤマコウモリの声です。
 多くのコウモリは人間の可聴域を超えた40000〜50000Hzのとても高い周波数で鳴き合いながら昆虫を捕らえたりしていますが、このヤマコウモリなど数種類のコウモリはこの録音のように人間が聞こえる音で鳴くことがあります。それでも9000Hz以上の高い声なので人によっては聞こえないこともあります。

10 トラツグミ 虎鶫  【2:27】 ジュウイチ  
  (日光雲龍渓谷 2009/5/31)
 真っ暗闇の空から聞こえてくる「ヒーー」という鳴き声から、古くから鵺(ぬえ)と呼ばれ魔物と思われ、人々に恐れられていたのが、このトラツグミです。
 幼少の頃川俣に住んでいた方からお聞きした印象的な話があります。彼女は夏になると聞こえてくるこの音を動物のものとは思わず、離れた高台にあった小学校のブランコに、深夜誰かが乗ってそのチェーンがきしむ音だと思っていたそうです。子供心ながらに「誰がこんな夜中にブランコに乗っているんだろう」と一人怖い思いをして布団をかぶっていたそうです。
 ヒーーという声のあとに1オクターブ以上高い、キーーという音が聞こえます。それが交互に鳴き、違う個体が違う高さの声で鳴いていると考えられていたので、「相鳴鳥」とも言われていたそうです

11 フクロウ 梟  【2:03】 キビタキ  
  (日光市細尾 2010/5/22)
 日光と足尾境のブナの森。「ホホホホホホ」という静かな声が響いてきます。フクロウです。
 フクロウは一番良く知られている鳴き声「ホッ ホッ ゴロスケホッホ」という声だけではなく、このような声で鳴くこともあります。このフクロウは深い森の中を移動しては鳴き、森を巡回しているようでした。背後に小さく聞こえるのはキビタキの声です。

12 モリアオガエル 森青蛙  【1:04】   
  (日光市土呂部 2010/6/11)
 落葉樹が生い茂る森の中の池。この時期、暗くなるとモリアオガエルが鳴き始めます。
 モリアオガエルは良くみかけるニホンアマガエルよりずっと大きなアオガエルで手に乗せるとずっしりと重さを感じます。♀は、池に張り出した木の枝に白い泡状のものの中に産卵することで有名です。♂は甲高く力強い金属的なアクセントのある声で鳴くことで近い種類のシュレーゲルアオガエルと区別できます。
 この声は森に反響しながら一晩中続きました。

13 コガモ 小鴨  【2:18】   
  (日光市土呂部 2017/3/16)
 冬の間、シベリアなどの北の地域から日本に越冬するためにやってくる小型のカモ類です。まだ雪がたくさん残る集落にある小さな池はねぐらになっているらしく、夜になると多くのコガモで賑わいます。周辺の水辺で水草などを食べたあと、ねぐらに戻ってくるのです。
 羽音と共に池に着水して戻ってきたコガモは、「ピリッピリッ」という鈴を鳴らすような優しい声で鳴き合い、この声が集落に一晩中響きます。

14 ツヅレサセコオロギ 綴刺蟋蟀  【0:49】 カンタン、エゾツユムシ、ヤマヤブキリ  
  (日光市萩垣面 2010/8/23)
 良く聞くことができるコオロギの仲間です。単調に「リリリリリ」と鳴き続けますが、ときどき息継ぎをするかのように声が止まります。カンタンなどの虫の声を背景に夏の夜を演出します。

15 ヤマヤブキリ 山薮蟋蟀  【1:34】 カンタン、エゾツユムシ  
  (日光市萩垣面 2010/8/15)
 涼しげな声でカンタンなどと共に夏の夜の音風景を彩ります。

16 エゾツユムシ 蝦夷露虫  【1:25】 カンタン、ツヅレサセコオロギ  
  (日光市萩垣面 2010/8/23)
 標高の高い地域の草原で聞くことができるツユムシの一種です。鳴き声はとても繊細でまるで線香花火が「パチッパチッ」と優しくはじけるようにも聞こえてきます。
 でも今年はこのエゾツユムシの声を聞くことができませんでした。年々その数が減っていると感じていたのですが、シカの食害により草がすっかり食べ尽くされてしまい、かつてのような草原が残っていないのが原因なのでしょうか。自然環境の変化があまりにも早すぎて生き物たちが苦しんでいるようにも感じられます。そう思うとこの声も最後の一声のようで寂しさを禁じ得ません。

17 カンタン 邯鄲  【1:03】 ヒメギス、ヤブキリ類  
  (日光市土呂部 2013/8/19)
 土呂部地区にある広大な草原の夜。夏の夜はカンタンの大合唱に囲まれます。
 カンタンは鳴き声が美しいため「鳴く虫の女王」と呼ばれています。その幽玄な響きが中国の「邯鄲の夢」(かんたんのゆめ=煮炊きをしているわずかな時間に一生の栄華をきわめる夢をみる)という故事をイメージするところから、カンタンという名になったと言われています。
 この声を良く聞くと、たくさんのカンタンがそれぞれバラバラに鳴くのではなく、一斉に「ルルルルル」と鳴いているのがわかります。一匹一匹の声がシンクロしながら草原の音風景をつくっています。この声に包まれると幸せな気持ちになるのは、「邯鄲の夢」なのでしょうか。

18 ジュウイチ 十一  【1:27】 フクロウ  
  (日光市土呂部 2011/5/27)
 深夜の森。真っ暗闇の空を切り裂くように「ジュウイチ ジュウイチ」という大きな声が聞こえてきます。鳴き声のとおりジュウイチです。しばしば飛びながらこの声が聞こえてくることもあります。俳句では慈悲心鳥(ジヒシンチョウ)として夏の季語にもなっています。
 カッコウ、ホトトギスやツツドリも近い種類で、この仲間は自分では巣を作らずに他の鳥に托卵してヒナを育てることで有名です。ジュウイチはコルリやルリビタキなどに托卵するので、コルリが巣を作れる薮のような環境が残されていることが必要です。止まっている姿はまるで鷹のように見えます。

19 コノハズク 木葉木菟  【3:26】   
  (日光市湯西川 2012/5/19)
 湯西川のブナの森の深夜。張り出した尾根にヒメコマツやネズコの大木にコノハズクが止まり鳴き始めます。間もなくすると反対側の木に別なコノハズクがやってきて、今度は二羽で鳴き合っています。
 コノハズクは、深い森にしか生息していません。その鳴き声がブッ・ポウ・ソウと聞こえることから、「仏法僧」と呼ばれ、とても神秘的な生き物と思われてきました。
 愛知県の山中にある鳳来寺は古くからコノハズクが来る寺として有名で、明治の歌人、若山牧水が、「鳳來山に登り、山中に在るといふ古寺に泊めて貰つて古來その山の評判になつて居る佛法僧鳥を聽いて來よう」と鳳来寺に出向き、仏法僧(コノハズク)の声を初めて聞いたときのことを「鳳来寺紀行」に著しています。そこでは牧水が初めて仏法僧の声を聞いたときの感動を次のように書いています。
「私はおのづから心臟の皷動の高まるのを覺えた、そしてまたおのづからにして次第に心氣の潛んでゆくのをも。なるほどよく啼く。そして實にいゝ聲である。世の人の珍しがるのも無理ならぬことだと眼を瞑ぢて耳を傾けながら微笑した。」
「いかにも哀音悲調と謂つた風の、うるほひのある澄み徹つた聲であるのだ。いかにも物かなしげの、迫つた調子を持つてゐるのである。」
 ただし残念なことに、現在は鳳来寺山ではコノハズクの声が聞こえなくなったそうです。幸いなことに日光の森には右の写真のように、まだコノハズクの声が聞こえる豊かな環境が残っています。

20 オオコノハズク 大木葉木菟  【0:54】   
  (日光市湯西川 2010/5/16)
 コノハズクの声を録音した湯西川のブナの森。録音した音をチェックしていたら午前3時過ぎの録音に「ボボボボボボボ」ととても低い声が小さく録音されていました。鳥仲間にもいろいろと相談したのですが、ミゾゴイにしては間隔が短いし何の声かわかりません。そのときのことは松田道生さんのブログに詳しく書かれています。このブログで全国の情報を集めてくれた結果、オオコノハズクの繁殖期の鳴き声(囀り)だろう、ということになりました。
 フクロウよりも小型のオオコノハズクの体で、こんなに低い声が出るのも不思議ですが、深夜の深い森の中でこのような声が聞こえてくるのも不思議ですね。生き物の生態はまだまだわからないことが多いようです。

21 ムササビ   【0:35】   
  (日光市平ヶ崎 2012/6/15)
 今市市街地に近い森のなか、突然、聞き慣れない刺激的な声が聞こえてきます。ムササビです。この時期、日光杉並木や東照宮周辺でも鳴き声が聞こえます。夜中、木と木の間を飛び回り、鳴き合い、活発に活動します。

22 フクロウ 梟  【2:21】   
  (日光市戦場ヶ原 2011/6/12)
 奥日光戦場ヶ原の深夜、湿原周辺の森のあちらこちらからフクロウのゴロスケホッホの声が聞こえてきます。
 そんなフクロウの静かな声に混じって、森に隣接した湿原の枯れ木から突然この声が聞こえてきます。とても鳥とは思えない妖怪のような恐ろしい声ですが、フクロウの♀が鳴いています。

23 ニホンジカ 日本鹿  【0:18】   
  (日光市萩垣面 2011/10/23)
 9月が過ぎて秋になると森の遠くから「ヒュイーーーン」という声が聞こえてきます。ニホンジカの♂が繁殖期に縄張りを主張したり♀にアピールするために鳴く「ラッティングコール」です。
 全国的に問題になっているニホンジカの食害で日光の森はたくさんの被害を受けました。これまで当たり前のようにいたウグイスが巣を作る薮がシカに食べ尽くされ、鳴き声を聞くことができなくなりました。また、草という草がほとんど食べ尽くされた結果、草を食べる昆虫が減り、生態系全体がすっかり荒れ果てています。
 しかし、シカは一生懸命生きているだけ。このようなしっぺ返しを受けるのも人間活動の結果なのでしょうね。ラッティングコールが「僕たちだけが悪いんじゃないよ」と寂しく訴えているようにすら聞こえてきてしまいます。

24 アカギツネ 赤狐  【0:45】 フクロウ  
  (日光市土呂部 2015/5/7)
 まだ草の新芽が少しだけ顔を出してきた5月の夜の草原。犬が吠えるような、でもちょっと軽めの鳴き声が聞こえてきました。アカギツネです。
 草原の斜面にはニホンアナグマが巣穴を作りますが、アカギツネもどこかに巣穴があるのでしょうか。

25 トラツグミ/カジカガエル 虎鶫/河鹿蛙  【2:47】   
  (日光市日向 2012/5/20)
 たくさんのカジカガエルの声が響くダムサイト。その声を背景に、トラツグミの声が聞こえてきます。暗闇の中、水面の上空を飛びながら鳴いています。魚がジャンプするポチャンという音も。

26 シュレーゲルアオガエル シュレーゲル青蛙  【2:40】   
  (日光市萩垣面 2017/5/5)
 山の麓にある湿地。モリアオガエルの声よりちょっと細い声が聞こえてきます。シュレーゲルアオガエルです。
 モリアオガエルより少し小型で同じように泡の中に産卵しますが、木の枝ではなく水面に近い地面でその泡が見られます。水田周辺でもこの声を聞くことができます。これだけたくさん鳴いているのに、姿を見ることが難しいカエルの一種です。

27 ホトトギス 杜鵑  【2:09】 モリアオガエル  
  (日光市土呂部 2010/6/12)
 土呂部の森、空からホトトギスの声が聞こえてきます。鳴き声がそのまま名前の由来です。深夜の森の空に飛びながら鳴き続けます。

28 オオジシギ 大地鴫  【1:27】 ホトトギス・アオジ・ノビタキ  
  (日光市戦場ヶ原 2011/6/12)
 奥日光戦場ヶ原の夜、一晩中鳴き続けているのがこのオオジシギです。ジェット機の風きり音のような、ゴーーーという音をたてて暗闇の静寂を一転させます。声で鳴いているのではなく、羽を利用してほんとうに風きり音を出して自己主張をします。
 遠くでは戦場ヶ原でたくさん見られるアオジが無数に鳴きはじめています。

東雲 shinonome 黎明 reimei

29 マミジロ 眉白  【2:23】 コルリ・カラ類  
  (日光市湯西川 2011/7/2)
 夕方、ほとんど暗くなった森で鳴いていたマミジロ。あたりは真っ暗だけれども東の空がうっすらと白くなり始める頃、最初に鳴くのがマミジロです。朝の到来を予告する声が森に響きます。

30 ツツドリ 筒鳥  【1:06】 ウグイス・センダイムシクイ  
  (日光市土呂部 2010/6/12)
 マミジロの声から始まった朝、徐々にさまざまな鳥の声で賑やかになってきます。ツツドリの声が森に木霊し、朝の訪れを告げてくれます。

31 クロツグミ 黒鶫  【2:38】 センダイムシクイ・エナガ・カラ類・シュレーゲルアオガエル・ハシブトガラス  
  (日光市萩垣面 2018/4/26)
 マミジロと同じように薄暗い時間帯に美しい声で鳴くのがこのクロツグミです。天気が悪い日はスギやヒノキの暗い森から鳴き声が聞こえてくることもあります。

32 囀り   【10:34】 オオルリ・カッコウ・ウグイス・キビタキ・ホトトギス・エゾムシクイ・アカハラ・シジュウカラ・ヒガラ・キツツキ類ドラミング  
  (日光市霧降高原 2016/6/3)
 朝の4時半頃の霧降高原。鳥たちの囀りがピークを迎えます。オオルリが梢で朗々と歌い、木々の間からはキビタキやウグイス、カラ類がここぞとばかりに鳴き競います。
 また新たな一日の始まりです。



日光 森の響き 【朝編】



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